粉粒体機器

特殊仕様の材質と構造で、耐摩耗性能の向上を実現

製品名

耐摩耗ロータリーバルブ

業種・使用用途

セメント製造会社 / 焼却灰の空気輸送

お悩み

ロータリーバルブの摩耗が激しく、数週間で使用を中止せざるを得ない状態に


ご使用中ロータリーバルブの内面の様子

ご使用されていたロータリーバルブの摩耗が激しく、数週間での交換が必要という状態に直面されていました。

この時に訪れた東京ビッグサイトでの国際粉体工業展にて、当社ブースの「ロータリーバルブのプロフェッショナル」という垂れ幕を目にされたことがきっかけで、ご相談をいただきました。

解決策

特殊仕様の材質と構造をご提案し、耐摩耗性能を最大限に向上


片桐鉄工所製ロータリーバルブの内面

まずはお客様の工場に伺い、現行のロータリーバルブの状態を確認しました。

これに基づき、実際の使用状況や用途を考慮した最適な材質・構造を検討し、耐摩耗性能を最大限に高めた特殊仕様のロータリーバルブをご提案しました。

成果

メンテナンス費用の削減と生産性の向上を実現

耐摩耗ロータリーバルブの導入により、以下のような成果がありました。

  1. メンテナンス費用が大幅に削減された
  2. メンテナンス頻度の減少により生産ラインの長時間稼働が可能となり、生産性が向上した

現状

数年に1回のメンテナンスで約10年間継続して使用

導入から約10年経過し、定期的なメンテナンス(数年に1回)を実施しながら継続してご使用いただいております。

柔軟な設計対応で、製品の品質向上と安心を実現

製品名

サニタリー式ブロースルーロータリーバルブ

業種・使用用途

食品製造会社 / 粉ミルクの空気輸送

お悩み

海外製のバルブを使用するも、メンテナンスや改良のしづらさがネックに

当時、海外(欧州)製のサニタリー式ブロースルータイプロータリーバルブを使用されていましたが、以下のような課題を抱えていました。

  • バルブの分解・清掃作業後の再組立ての際、内部で部品同士が接触するため、その際生じた金属片が製品(食品)に混入すると、最悪の場合、自主回収などの事態に陥る
  • 海外製のため、交換部品の入手までに非常に時間がかかる
  • 海外製であるため、改良などの相談に乗ってもらえない

そんな中、東京ビッグサイトで開催された国際粉体工業展で当社ブースを訪問いただきました。その際、同業他社様への納入実績がある点も高くご評価いただきました。

解決策

構造の改良と補助治具のご提案で、分解・清掃作業をより簡単に


片桐鉄工所製ロータリーバルブの外観

まずはお客様の工場に伺い、現行品の状態を確認しました。

実際の使用方法や清掃手順をもとに、再組立ての際、内部接触が生じにくい特殊仕様の構造をご提案しました。同時に、分解・清掃作業を補助する治具もご提案しました。

成果

品質とメンテナンス性が向上し、安心して製品を製造できる体制を実現

サニタリー式ブロースルーロータリーバルブの導入により、以下のような成果がありました。

  1. 異物混入のリスク軽減により製品の品質が向上し、安心して製品を製造できるようになった
  2. メンテナンス費用と待機時間が大幅に削減された(国内メーカーなので、万が一の場合の対応の早さも利点)
  3. 柔軟な設計対応により、使っていく中で感じた改良要望点を反映したオリジナルの機械に進化させていくことができた

現状

改良を重ねながら3台目の導入を検討中

定期的な内部清掃を実施しながら、ご使用継続中。3台目の導入に向け、さらなる使い勝手の向上を目指して引き続き改良点の打ち合わせを行っています。

パッキンを廃した設計で製品への異物混入リスクを軽減

製品名

パッキンレスタイプスライドゲート

業種・使用用途

食品製造会社 / 調味料のタンクからの排出

お悩み

弁板開閉時にパッキンがむしれ、取り扱い製品に異物が混入

スライドゲート内部パッキンと弁板との隙間に粉体が入り込み、弁板開閉時にパッキンがむしれ、取り扱い製品に入ってしまう(異物混入)という課題を抱えていました。

そんな中、東京ビッグサイトで開催された国際粉体工業展で弊社ブースを訪問いただいた際にご相談をお受けしました。

解決策

パッキンが必要無い構造のスライドゲートをご提案


パッキンレスタイプスライドゲート外観

お客様と打ち合わせのうえ、圧力がない使用条件であることから、思い切ってパッキンが無い構造のスライドゲートをご提案させていただきました。

機内へ入り込んだ粉体は、定期清掃によって除去していただくこととなりました。

成果

異物混入のリスクの軽減で、安心して製品を製造できるように

パッキンレスタイプスライドゲートの導入により、以下のような成果がありました。

  • 異物混入のリスク軽減により、製品の品質が向上した
  • 安心して製品を製造できるようになった

現状

定期的な内部清掃で現在も継続して使用

定期的な内部清掃を実施しながら、5年以上継続してご使用いただいております。

事例紹介